子ども・若者ご縁づくり推進委員会

子ども・若者ご縁づくり推進委員会

「子ども・若者ご縁づくり」とは
「手を合わせ、お念仏申す人になってもらいたい」

これが私たちの共通の願いです

 

 キッズサンガ(全寺院「子どものつどい」)は、2005(平成17)年 親鸞聖人750回大遠忌宗門長期振興計画(3期12年)における、重点項目「次代を担う『人』の育成」の中で青少年教化に取り組む活動として始まった運動です。

 大谷光真 前ご門主は、キッズサンガについて次のように述べておられます。

 

『「お寺を子どもの居場所に」とは単に「お寺を子どもたちの遊び場に」ということではなく「子どもたちが阿弥陀如来の願いの中に心をひらき安らいでいける場。また、その子どもたちとともにすべての人びとの居場所となれるお寺に」という願いが込められていると思います。・・・(中略)・・・お寺を構成する門信徒・僧侶が、地域社会との交流も含め、人びとの悩みや思いを受けとめ、互いに支えあう取り組みをすすめることで、ともにいのちかがやく世界へとすすんでいくことを期待します。」』

 

 キッズサンガは「ご縁のある大人たちが全ての子どもと接点を持ち子どもとともに阿弥陀さまのご縁に遇っていこう」と、浄土真宗本願寺派(宗派)が全寺院を挙げて2007年から始めた取り組みです。

 2014年から若者層(中学生・高校生・学生・社会人など)へ働きかけを強めていくために、これまで「青少年教化活動」としていたものを「子ども・若者ご縁づくり」としたうえで、「キッズサンガをさらに」展開していこうと新たな歩みを始めました。

 宗派では「子ども・若者ご縁づくり推進室」を開設し、全寺院を挙げて生まれたての赤ちゃんから、40歳未満の方々に「手を合わせ、お念仏申す人」になってもらうことを目標に、そのご縁を「つくり」、そのご縁を「つなぎ」、そして「深める」ことに取り組んでいます。

子ども・若者ご縁づくり 浄土真宗本願寺派)

※「ご縁づくり」に取り組むにあたって…

 

①浄土真宗・お寺・僧侶のことや、「手を合わせお念仏申す」ことの意味をわかりやすく正しく伝えることで、これらに親しみ馴染んでもらうことから始める。

②現代社会を生きる子ども・若者たちの現状に学びながら、彼らに寄り添い、共に「人生の方向と生きる意味」を阿弥陀さまに聞いていく「居場所づくり」をしていく。

 

熊本教区での「子ども・若者ご縁づくり」

 

熊本教区は、熊本県内全域を範囲として、現在およそ466のお寺があります。熊本教区では、「熊本教区子ども・若者ご縁づくり推進委員会」を組織して、11名の委員で活動しています。年間の活動としては次の活動に取り組んでいます。

 

①サポーター連絡協議会・研修会

 サポーターとは、組での子ども・若者ご縁づくり活動推進や教区との情報交換などを担って頂く方で、教区内28の組から2名ずつ、計56名の方がおられます。

 サポーター対象の連絡協議会や研修会(公開講座もあり)を行なっています。

 

②広報活動

 年1回、「みんなのサンガ通信」を発行し、教区内での活動(組・ブロック・寺院)の活動紹介や、研修会報告、情報等を掲載しています。

 

③教材の研究と開発

 子ども・若者へご縁をつなぐために、現場で使用できる教材を研究・開発しています。

 

④実践運動教区委員会「子ども・若者部」との連携

 「子ども・若者部」の開催行事と連携をとり、協力しています。

  • ・教区成人式
  • ・寺院子弟研修会
  • ・児童念仏奉仕団