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読む法話 「じゃない方のいのちだった私」(嘉島町 緑陽組 光勝寺 谷本健人)

2026年7月1日 ブログ

「法蔵菩薩因位時(ほうぞうぼさついんにじ)  在世自在王仏所(ざいせじざいおうぶっしょ)  覩見諸仏浄土因(とけんしょぶつじょうどいん)  国土人天之善悪(こくどにんでんしぜんまく)  建立無上殊勝願(こんりゅうむじょうしゅしょうがん)  超発稀有大弘誓(ちょうほつけうだいぐぜい)」    『正信偈(しょうしんげ)』より (現代語訳) 「法蔵菩薩の因位のときに、 世自在王仏のみもとで、仏がたの浄土の成り立ちや、 その国土や人間や神々の善し悪しをご覧になって、この上なくすぐれた願をおたてになり、 世にもまれな大いなる誓いをおこされた。」    このご法話を書かせていただいている今現在、2026北中米ワールドカップの真只中であります。我々のサムライブルーもF組2位でグループリーグの突破を決めたところです。かく言う私も高校1年生までは、サッカーに打ち込み未来のサムライブルーを目指していました。そのせいか、こと日本のサッカーの発展に並々ならぬ思い入れがあり、連日食い入るように試合を観戦しております。  私は愛知県や名古屋市の選抜に入る程にサッカーに打ち込んでいたのですが、中学や高校に上がるころには挫折をし、競技者としての未来に絶望を感じ始めていました。その頃に出会ったのがバンド活動。いわゆる音楽の世界でした。勝ち負けの論理ではない音楽の世界は、それまで受験やサッカーという勝ち負けの論理しか知らなかった私にとって、とても居心地が良いものでした。そのバンド活動を原点とし、表現というものに興味を持ち始め、私は芸術大学に進みました。芸術大学にもフットサルサークルがあり、私も顔を出すようになりました。周りの人はサッカーは好きだけど、決して上手という訳ではありませんでしたが、久しぶりにボールに触れてみると、上手い下手に関わらず、皆で一つのボールを追いかけあう面白さや、サッカーを始めたころの感覚を思い出しました。サッカーをやめてボールにすら触りたくないと思っていた私ですが、一度勝ち負けの論理を離れ、芸術という価値観から改めてサッカーに触れてみて、私は再びサッカーというものと出会いなおした感じがしました。  オリンピックやワールドカップなど、競技としてのスポーツは、誰が一番かを決めることに大きな価値を見出します。現に、メダルを取った人や、優勝をした人しか中々記憶には残っていないのではないでしょうか。しかしそこに至るには、無数の敗者というものが存在するのです。優勝する人がスポットライトを浴びる中、その影にはスポットライトの当たらない敗者がいるのです。  さてここからは本日最初に上げさせていただきました、お正信偈というお経さまのお言葉のことをお話しさせて頂きたいと思います。  数多いらっしゃる仏様の世界でも、これまでスポットライトが当たらなかった者にこそスポットライトを当てようとお思いになられた方がいらっしゃいました。それが阿弥陀如来という仏様でした。阿弥陀如来という仏様は元々法蔵菩薩というお名前で、お師匠様の世自在王仏のみもとで修行をされておりました。その時法蔵菩薩は世自在王仏に「私がさとりを開き自らの国を創るときの参考にしたいと思いますから、世自在王仏様の神通力によってこの世界のありとあらゆる全てのこと、またこれまでにお出ましになられた様々な仏様が、それぞれお創りになった世界の様相を見せて頂けませんか」とお願いをされるのです。すると世自在王仏も法蔵菩薩の熱意に負けて、ありとあらゆる世界と、これまでにお出ましになられた様々な仏様がお創りになられた世界のことを見せてくださいました。その時に、煩悩という自己中心的な考えしか出来ず、迷いの世界から抜け出すことが出来ない、自らではさとりを開く素質もないような私の姿を見つけて下さいました。そして法蔵菩薩は世自在王仏にむかって「私は、煩悩を断ち切ることが出来ず、自らでさとりを開く素質のない者を必ず救うことが出来る仏に成りたいと思います。そして必ずその者を救うための修行を成し遂げ、仏と成ってみせます」と誓いを立てられるのです。そしてそこから途轍もない程長い時間、苦しい修行を成し遂げられ阿弥陀如来という仏様になって下さいました。  「修行に耐えうる忍耐力をもっているなら救ってやろう」とか「あなたがもし清らかな心を身につけたのであれば救ってやろう」とか、これまでにお出ましになられた仏様も様々な救いの手立てを拵(こしら)えて下さいましたが、私を無条件で救うというような、言わば絶対にスポットライトの当たるはずのなかった者にこそスポットライトを当て、救いの目当てとして下さる仏様はいらっしゃいませんでした。  そしてこの阿弥陀如来という仏様は私がどのような生き方をしていようとも、私に「南無阿弥陀仏」のお念仏となって届き、「あなたを必ず救う仏がここに来ているぞ。何も心配することはないぞ」といつも私にご一緒して下さっているのです。  この娑婆という世界を生きていると、私たちは優れたものや人にこそ価値があると思い込んでしまいますが、阿弥陀様のお話を聞かせて頂くと、優れたものだけに意味や価値があるのではなく、元々それぞれがそのままで尊く、価値のある存在だということに気付かせて頂けるような気がします。  そのような事を感じさせて頂いたワールドカップのご縁でした。
「夏の寺院子弟研修会」参加者募集のお知らせ

2026年6月26日 寺院向け案内  

この度実践運動子ども・若者部会主管にて、小中学生を対象とした「夏の寺院子弟研修会」を開催いたします。 今年度は一泊二日の日程にて、長崎・佐賀方面を訪れ、楽しむことはもちろん、終戦より80年を迎えた今、「平和」について学ぶ内容となっております。 寺族門徒問わず、どなたでもご参加いただけます。夏休みの思い出にいかがでしょうか。   期   日 2026(令和8)年7月27日(月)~28日(火)        27日 8時30分、本願寺熊本別院にて受付、28日18時、本願寺熊本別院にて解散予定 行 き 先 長崎・佐賀方面 ~詳細は「裏面行程表」をご参照ください~ テ   ー   マ  「A piece to peace ~平和への1ピース~」 参 加 対 象  小学生~中学生の寺院子弟(門信徒の参加も可)        (※小学生1、2年生は原則保護者同伴でご参加下さい。高校生の参加はお尋ね下さい。) 募 集 人 数  30名(最小催行人員15名) 参 加 費  ■小学生30,000円、■中学生35,000円、■大人40,000円(同伴される保護者)         ※参加費は、申し込み後速やかに同封の振込用紙にてお振込みいただくか、教務所 までご持参ください。 申 し 込 み 申込用紙に必要事項をご記入のうえ、参加費を添えて熊本教区教務所へ提出いただくか、       Googleフォームよりお申し込みください。(参加費は事前に教務所へお支払いください)       ※申込締め切り:7月17日(金) 17:00まで ※詳細に関しましては、下記添付ファイルより要項・基本日程をご参照ください。 お申し込みフォームはこちら                  
第17回 熊本教区少年連盟「夏のつどい」開催のお知らせ 

2026年6月26日

有縁のみなさまへ 第17回 熊本教区少年連盟「夏のつどい」を開催いたします。 「いのちキラキラ!海とお寺の夏体験」をテーマとして、仏参やレクリエーション、また天草の海での活動等を通じて、楽しい思い出をつくるとともに、仏教やお寺とのご縁を感じてもらいたいと考えています。 なお、「夏の集い」開催の際には、熊本教区内の各日曜学校・子ども会の指導者が責任をもって指導にあたります。 多くのお子様のご参加をお待ちしております。 期  日  2026(令和8)年8月5日(水) ~6日(木)        受付 13:00(5日)開会式 13:30(5日)解散 12:00(6日) 会  場  天草上組満行寺 (上天草市大矢野町登立13835 Tel:0964-56-0356) テ ー マ  「いのちキラキラ!海とお寺の夏体験」 参加対象  おもに小学生から中学生(未就学児は必ず保護者同伴) 参 加 費    ひとり3,000円(大人・こども共通)        *参加費は当日受付にてお預かりいたします(現金のみ)。        *未就学児は無料です。但し、同伴の保護者の方は有料となります。 募集人数  50名 こちらの申込フォームからも登録いただけます。 ※未就学児のおこさんが参加される場合は、必ず保護者同伴でお願いいたします。 ※その他ご不明な点は少年連盟事務局(096-343-8283)までご連絡ください。
2026年度 熊本教区仏婦連盟 総会資料について

2026年6月22日

2026年度 熊本教区仏婦連盟 総会資料をアップしました。 仏婦連盟総会資料PDF2026年度 ↑ クリックしてください。総会資料のページに添付しております。 ご覧になるには、単位会・評議員宛てに送付しておりますパスコードが必要です。
第72回 第3支部布教大会

2026年6月15日

6/22 10:00~16:00 教尊寺(上益城郡山都町滝上503) 6/23 10:00~16:00 光円寺(上益城郡山都町米生403)
第4支部布教大会

2026年6月15日

7/3 13:30~16:30 西福寺 (八代郡氷川町宮原598-1) 7/4 13:30~16:30 大法寺 (八代郡千丁町太牟田957)