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浄土真宗本願寺派たすけあい運動募金 「令和6年能登半島地震 災害義援金」募集について

2024年1月5日

2024(令和6)年1月1日、石川県能登地方を震源とするマグニチュード7.6の地震が発生し、 石川・高岡・富山・国府・新潟教区から被害の報告が寄せられています。  つきましては、継続した被災地の復興支援を目的として、下記の通り義援金の募集を開始いたしましたので、ご協力いただきますようお願い申しあげます。   1.  募 金 の 名 称 浄土真宗本願寺派 たすけあい運動募金 「令和6年能登半島地震 災害義援金」 2.  受付口座番号 郵便振替 01000-4-69957 加入者名 たすけあい募金 銀行振込 銀行 ゆうちょ銀行 店名 一〇九(イチゼロキュウ)店 番号 当座 0069957 名義 たすけあい募金 ※通信欄に「能登地震」とご記入ください。住所、連絡先、領収書名のご記入をお願いします。 ※インターネットバンキングにて振込の方には、入金確認後、住所、連絡先、領収書名義等について確認のご連絡をいたします お預かりした募金は災害義援金として、被災地へお送りさせていただきます。 3.  受 付 期 間 2024(令和6)年1月5日(金)から当分の間 4.  問い合わせ先 〒600-8501京都市下京区堀川通花屋町下ル本願寺門前町 浄土真宗本願寺派伝道本部 社会部<災害対策担当> TEL 075-371-5181 FAX 075-365-6199 saigai-taisaku@hongwanji.or.jp 宗派ホームページリンク ↓ 浄土真宗本願寺派たすけあい運動募金 「令和6年能登半島地震 災害義援金」募集について
読む法話「光に照らされ」 (錦町 球磨組 報恩寺 岡田浄教)

2023年12月16日 ブログ

  電車の窓の外は、光にみち、喜びにみち、いきいきといきづいている。   この世ともうお別れかと思うと、   見なれた景色が、急に新鮮に見えてきた。   この世が、人間も自然も、幸福にみちみちている。   だのに私は死なねばならぬ、だのにこの世は実に幸せそうだ。   それが私の心を悲しませないで、   かえって私の悲しみを慰めてくれる。   私の胸に感動があふれ、胸がつまって涙が出そうになる。  この詩は小説家、詩人として著名な高見順さん(1907~1965)が癌になり、まもなく死ぬであろうことを自覚していた時に書いた詩「電車の窓の外は」の一部です。  高見順さんが「死」の問題に直面したとき世界は光り輝き、死にゆく自分に対してどこまでも優しく受け取られたのでしょう。高見順さんがどのような信仰を持ち、どのような人生を送ってこられたのかは分かりませんが、今まで何気なく見えていた普段の景色がそのように見えたのは、とてつもない驚きだったと思います。高見順さんがこの詩を驚きのなかに書かれたことは想像できますが、この詩を読んで私の景色の見え方が変ったかとかといえば、そういうことはありません。中々そのように見えない、思えない私が心に見えただけです。この詩を読むたび、いつのまにか生きていることが当たり前になり、世界が素晴らしいと思えなくなっている自分が見えるだけです。  しかし私たちが普段聴聞させていただいている阿弥陀さまのお心は私の見え方が劇的に変化することを期待しておられるのでしょうか。  むさぼり・いかり・おろかさという煩悩に骨の髄までどっぷり浸かり、どこまでも自分中心にしか周りを見ていないこの私、世界が光に満ち、どこまでも優しく見えなくても、そのような私であるがために阿弥陀如来は御本願をたて、常に私を照らし、何があろうと決して見捨てないとはたらいてくださいます。  阿弥陀さまの光に照らされて見えてくる私の姿はどこまでいっても煩悩まみれでありますが、その私を決して見捨てないとはたらいてくださる「南無阿弥陀仏」とともに娑婆、思い通りにならないこの世界を生き抜いていくだけなのです。
【布教団員向け】2023(令和5)年度 各連区布教使研修会・青年布教使研修会 開催日程について

2023年12月7日

 2023(令和5)年度より、連区布教使研修会、連区青年布教使研修会の開催方法につきまして、開催事務提要に基づき布教団連合役員・事務局および他の連区布教団員の聴講が可能となる、オンラインが併用されることとなりました。  本年度の開催について、下記の通りお知らせいたしますので、参加を希望する布教団員の方は、開催要項に基づきお申し込みください。 【2024.1.19更新】 ※各研修会の開催要項爛「DL」をクリックすると開催要項をご清覧、ダウンロードいただけます。 連区 主幹教区 日程 申込締切 開催要項 講師 備 考 第1連区 北海道 6月28日(水)~29日(木)【終了】 終了 DL 深川 宣暢 師(龍谷大学名誉教授) 同朋研修講師 東 京 9月27日(水)~28日(木) 【終了】 9月12日(火) 【終了】 DL 北塔 光昇 師(本願寺派勧学) 伯水 永雄 師(同朋研修講師) 新 潟 (青年)  9月7日(木)~8日(金) 【終了】 8月18日(金) 【終了】 DL 花岡 静人 師(本願寺派布教使) 藤井 聡之 師(同朋研修講師) 第2連区 福 井 8月30日(水)【終了】 8月14日(火) 【終了】 DL 天岸 淨圓 師(行信教校校長) 岩本 孝樹 師(同朋研修講師) 岐 阜 (青年) 2月5日(月)~6日(火) 【終了】 1月22日(月) 【終了】 DL 水杉 悟史 師(元布教使課程専任講師) 登尾 唯信 師(同朋研修講師) 第3連区 滋 賀 8月23日(水)~24日(木) 【終了】 8月16日(水) 【終了】 DL 玉木 興慈 師(龍谷大学教授) 登尾 唯信 師(同朋研修講師) 1日目の講義内容を後日URLにて配信 兵 庫 (青年) 2月13日(火)【終了】 1月31日(水) 【終了】 DL 岩本 孝樹 師(同朋研修講師) 磯部 美紀 師 (大谷大学真宗総合研究所東京分室PD研究員) 井上 見淳 師(龍谷大学準教授・本願寺派司教) 第4連区 四 州   備 後 (青年) 9月28日(木)~29日(金) 【終了】 9月14日(木) 【終了】 DL 三浦 真証 師(龍谷大学非常勤講師) 麻田 秀潤 師(同朋研修講師) 2日目の講義内容を後日URLにて配信 第5連区 大 分 9月11日(月)~12日(火) 【終了】 8月21日(月) 【終了】 DL 深川 宣暢 師(龍谷大学名誉教授) 伯水 永雄 師(同朋研修講師) 熊本教区布教団員はぜひ会場にてご参加ください 宮 崎 (青年) 2月28日(水)~29日(木) 2月2日(金) 【終了】 DL 松本 紹圭 師(東京教区芝組光明寺) 伯水 永雄 師(同朋研修講師) ※連区内の参加者が優先されます。他連区よりの参加は原則オンラインとなります。 ※第1連区から第4連区のお申し込みにかかる詳細については、主幹教区にお問い合わせください。   ご参考:2023年度連区研修会開催にかかる事務提要  
読む法話「如来大悲の恩徳は 身を粉にしても報ずべし  師主知識の恩徳も 骨をくだきても謝すべし」 (上天草市 天草上組 観乗寺 藤田慶英)

2023年11月1日 ブログ

 こんにちは。天草の藤田と申します。この度は、阿弥陀如来様の大悲、広大なお慈悲を皆様方と味わいたいと思います。  「大悲」とは「大慈悲心」の略でありまして、簡単に申しますと「慈」とは「あなたの幸せがこの阿弥陀の幸せ」という他の幸せを純粋に願う心です。「悲」とは、「あなたの痛み・苦しみがこの阿弥陀の痛み・苦しみ」というお心であります。この大悲のお心を今日はテーマにしたいと思います。  私は森進一さんの名曲、「おふくろさん」が大好きです。この歌詞の中で「雨が降る日は傘になり おまえもいつかは世の中の傘になれよと教えてくれた」という歌詞があります。この短い歌詞の中に息子と母親の半生が描かれているように感じます。息子が小さい頃、息子が辛いとき、ずっと息子を守り続けた母の姿。そして一人前の男になって社会の一員となり、家族を支え世の中を支える男になってほしいという母の願いが込められています。  1971年、森進一さんはこの「おふくろさん」で、日本レコード大賞の最優秀歌唱賞を受賞します。この授賞式で森進一さんはおそらく人生で一番激しく「おふくろさん」を歌ったのではないでしょうか。目に涙を浮かべて森進一さんは「おふくろさん」を歌いました。おそらく自らの人生に重ねて歌っていたのではないでしょうか。決して順風満帆とはいえない演歌歌手人生、ずっと森進一さんのお袋さんが支えてくれた。「ありがとう、おふくろ」そういう思いで歌ったから、あれだけ激しい歌唱になったのではないかと推測するのです。  テレビの前か観客席かで本当の森進一さんのお袋さんがこの歌を聴いてどう感じていたでしょうか?最愛の息子が日本で一番歌が上手だという賞を取ったのです。本人同様に涙を流して喜んでいたのではないでしょうか。  あなたの幸せは私の幸せ、この娑婆世界で阿弥陀様のお慈悲のお心をおたとえするものがあるとしたら、私はこの親心しか思いつきません。人間は子どもに対してだけですが、阿弥陀様の大悲は生きとし生ける命すべてに届き、「この阿弥陀に任せなさいよ、必ず助けますよ」と私たちに常に届いているのです。そのおよび声が南無阿弥陀仏の6文字なのです。
真宗教団連合 被災地支援活動に対する助成金交付について(お知らせ)

2023年10月5日

今般、真宗教団連合より、被災地支援活動の一環として、該連合加盟宗派及びその関係団体が行 う支援活動に対して、助成を行う旨通知がありました。  つきましては、各室所部及び関係団体において助成を希望する団体がございましたら、申請いた だきたく、下記の通りお知らせいたします。                      記 1.宗派対応  各室所部及び各教区教務所からの申請に基づき、真宗教団連合事務総局に対し、         助成希望団体を推薦する。 2.対象団体  宗派関係団体又は宗派と関わりのあるNPO法人等で、今後も継続して被災地支援         活動を行う意思のある団体を対象とする。         ※同一団体からの年度内における同一事業の複数開催は、一事業とみなす。 3.対象活動  激甚災害に指定された災害の被災地を対象に実施した活動・事業を対象とする。         (1)被災地におけるボランティア活動          (例:復興支援、炊き出し、傾聴ボランティア等)         (2)被災地の子どもを対象とした保養事業          (例:被災地の子どもを招いてのキャンプ開催等) 4.助成金額  1団体50万円(上限)         ※当該事業に対する寄付金、助成金、参加費収入等を除き、主催者純負担額          (1,000円単位切り上げ)について助成する。 5.申請期間  随時受付 6.申請方法  助成金交付申請書(別紙様式)に記入のうえ、収支を明記した書類、活動状況が把握         できる写真3枚を添えて所務部<文書担当>宛申請する。         ※申請団体が複数ある場合は、申請書を複写のうえ利用のこと。         ※写真については、支援活動・事業内容等と併せ真宗教団連合ホームページへ          掲載予定のため、所務部<文書担当>管理用にデータにて提出のこと。 7.助成方法  指定口座への振り込み(但し、助成対象宗派・団体・NPO法人名義口座であること) 8.助成時期  真宗教団連合事務総局にて審査の後、1か月を目途に指定口座へ送金する。                                          以 上
読む法話「真実の拠り所」  (玉名市 高瀬組 安楽寺 入江祥裕)

2023年10月1日 ブログ

 ある大学の教授が草原を歩いていました。時間を確認しようと腕時計を見ると、電池が切れ時計は止まっていました。しかしどうしても時間を確認したい教授は、辺りを見回します。するとヤギを見張っている青年が休憩していました。教授はその青年に近寄り、 「君、今何時かね?」 と尋ねました。すると青年は隣にいたヤギのお腹を持ち上げて、 「〇時〇分ですよ」 と答えました。 「適当に答えおって」 と思った教授は翌日、動く時計を持って青年に時間を尋ねました。青年はまた隣にいたヤギのお腹を持ち上げて、 「〇時〇分です」 と答えました。 そこで教授は動く時計を見て確認すると、時間はぴったり合っていました。「ヤギのお腹を持ち上げて時間が分かる?一体どういうことだ」 と思った教授はすぐに大学で研究を始めました。しかしどれだけ研究しても納得のできる答えは出ませんでした。お手上げ状態になった教授は、青年の元へ行き、 「君は、なぜヤギのおなかを持ち上げると時間が分かるのかね?」 と答えを聞きました。 すると青年はまた隣にいたヤギのおなかを持ち上げて、 「それはね、ヤギのおなかを持ち上げないと向こうにある時計台が見えないからなんだ」 と答えました。教授は今まで頼りにしてきた知識、すべてが何の役にも立たずお手上げ状態になりました。  私達も今までの人生でこれがあれば幸せだ、安心だと頼りにしてきた健康や家族や友人。これがあればきっと幸せになれると身も心もすり減らしてまで追い求めてきた地位や名誉や財産。もちろんこれらは幸せの材料であるかもしれません。しかし命終えようとする時、これらが何一つとして私の心の支えになってはくれません。私の知識でこれがあるから幸せだ、安心だと追い求めていた一つ一つは命終わる時に何の支えにもなってはくれません。すべて置いていかなければいけません。  抱えきることの出来ない苦しみを抱え、一人涙していかなければならなかった私に阿弥陀様は「もっと努力してその涙とめておいで」 とはおっしゃいませんでした。 「阿弥陀があなたを必ず浄土に生まれさせる。だからどうか任せておくれ。もう一人じゃない」 とありのままの私を抱き取ってくださいました。苦しみの涙を止めるすべも、手がかりも何一つ持ち合わせていない私に、阿弥陀様がお救いを全て整えて、今私たちのいのちに「南無阿弥陀仏」というお姿でご一緒くださっています。